フィリピン医学留学Diary(^^)

フィリピン医学留学Diary

フィリピン医学留学での様々な出来事を綴ります。

1年生SURVIVE術

UERMで1年生をSURVIVEする為のアドバイスを書きます。

 

1.できるだけ早く、現地の学生の友人を作る。僕は入学する以前に、日本からfacebookで現地で勉強している学生に突然メッセージを何通か送り、その過程で素晴らしい出会いに恵まれました。2年生だった彼らにどれだけ学期中に助けられたかは言葉で表せません。2年生は、1年生を経験し終わったところで、教授の話、試験の話、何を勉強するべきか等医学部1年生を生き抜くために必要な最新情報を持っています。過去問や授業の要約を事前に全て貰ったのは本当に大きかったです。


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2.誰に何と言われようとTRANS(講義の要約)を勉強する。試験の為に何を勉強していいかわからない。こういう状態に少なからず最初はみんな陥ります。UERM医学部でLong examsの成果を最も効率よく上げる方法はTransを暗記することです。これはクラスのtop perfomersほぼ全員に共通する点でした。教科書を使うのは、試験の点数という点で見たら効果的ではありません。学期が進むにつれて、クラスメートの大多数はtransだけ勉強するようになります。と聞くと、それだけかという印象を受けるかもしれませんが、心配しないで下さい。どんなに頑張っても、Transを勉強し終えることはないと思います。


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 1ヶ月の試験範囲は400ページに及ぶ。

 

3.Biochemistryに細心の注意を払う。2年生に進級できない100人弱の学生のうちの大多数はBiochemistryのせいです。Biochemistryの難易度は群を抜いています。うちの卒業生は何年も連続で国家試験のBiochemistry sectionの平均点数が1位のようなので、フィリピンで一番厳しいBiochemistryのクラスを取っていると言っても大袈裟ではないと思います。これにどれだけ苦しんだかわかりません。フィリピン大学で1年間Biochemistryを勉強したクラスメートの子が、希望的観測であまり勉強せずに試験を受け、第一回long examで100点中6点を取り、いきなり退学の危機に陥っていました。1学期が終わった時点では、450人中150人が落第。フィリピンの超一流の大学や大学院を卒業した多くのクラスメートが、人生で一番難しい科目だったと漏らす難易度です。なので、これだけは試験で大きくヘマをしてはいけません。


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一回の授業でこれ全ての詳解をされた時の衝撃は忘れられない。

4.Minorに時間をかけない。 学期が進めば、みんなわかるのですが、Minor科目に心配はいりません。みんな通ります。Major科目の10分の1の難しさと思ってください。そして、全体成績の中でもそれくらいの割合しかありません。よくある失敗は、学期最初の方は簡単だというのがわからないので、minor科目に時間をかけすぎて、major科目の点数を落とします。minorは落としても後で何とでもなります。1年生の最初の方はminorは落としてもいいから、major科目に90%の力を注いでください。Minorの勉強は試験直前でもいいくらいです。(Disease and Preventionだけは例外です。しかし、これも蓋を開けてみたらみんな落としません。)

 

5.解剖学も要注意。Biochemistryに次いで難関なのは解剖学です。フロリダから来た留学生やカナダ人の知人は、解剖学を落として留年になっていました。これはひたすら暗記なので、暗記が苦手な人には大変な科目です。試験範囲を全て覚えきることはそもそも無理で、心が折れることや、範囲の多さに目を疑うことが1年間続きます。自分を信じて、諦めずに出来る限り勉強する姿勢を保つことがとても大切です。


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解剖学のFinal exam直前

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FB上でのクラスメートの呟き(写真)

6.つらいのは自分だけじゃないことを理解する。医学部最初は、あまりの勉強量の多さに大きなショックを受けると思います。僕は事前にそれを聞いていましたし、それなりに覚悟していましたが、自分の想像を遥かに超えるものでした。信じられないことに、学期が進むにつれて、そのキツさは増していきます。しかし、そう感じているのはあなただけではありません。クラスメートは辛いところを見せないようにしているだけで、みんな苦しんでいます。最初の1週目が終わる頃には消える学生も数人います。1学期の2回目の試験の直前で、僕のグループメートの一人が学校に来なくなりました。彼女はフィリピン大学卒業の良くできる学生でした。他の友人のフィリピン人の女の子(彼女もフィリピン大学生物学部卒)は1学期後半の試験前の3週間、毎日毎日泣きながら深夜遅くまで勉強したと、後になって教えてくれたこともあります。また、ある日同じくフィリピン大学のエンジニア専攻を主席で卒業した超優秀なクラスメートと授業前に朝食を食べたことがありました。彼は「正直、医学部に入学したことを後悔している。1年間準備するべきだった。」と辛そうに話していたことを今でも覚えています。僕も、ある時精神的にも身体的にも限界まで追い詰められた時期があり、学長に転校の話をしにいったこともありました。そういう友人は他にもいました。でも、少しずつ適応していきます。少しずつ何をしなければならないか自分でわかるようになります。そして、少しずつ強くなります。泣く時間が勿体ないといって机に向かうようになります。なので、辛くても、自分を責めず、みんな同じ境遇だと思って、最後まで踏ん張ってください。

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キツい時に友人に励まされたメッセージ。今となっては良い思い出。(写真)