フィリピン医学留学Diary

フィリピン医学留学での様々な出来事を綴ります。

フィリピンのタクシーでぼったくられない方法

僕はこの1年で少なくとも100回以上タクシーに乗りましたが、ここマニラではタクシーの運転手にぼったくられる事件が日常茶飯事で起きています。僕の感覚上、ぼったくり運転手に出会うのは、空港の近くで60%強、空港から離れた場所で30%くらいといったところです。今回は1年間失敗を重ねながら身に着けたマニラでタクシーにぼったくられない方法を紹介します。ちなみに、ここでいうタクシーは一般的な一番安い白タクシーを指します。

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まず、一番簡単な方法はGrabというタクシー予約アプリを使うことです。フィリピンでは、スマホで近くのタクシーを予約できるGrabが一般的に使われています。Grabの使い方も単純で、電話番号を登録してダウンロードし、あとは現在地と目的地を選んで、検索。ラッシュアワーなど時間帯によって見つからない時もありますが、普通はすぐに見つかります。このGrabがぼったくりに効果的なのは、予約の際に運転手の名前、走行中のタクシーの位置、領収書がアプリで共有されている為です。Grabを使って、ぼったくられたことはこれまで一度もありません。しかし、マニラの場合、予約するのに40peso(約100円弱)かかる為、毎回予約していては現地で住んでいる自分には大きな負担となってしまいます。

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そこで、僕はGrabを使わないで、ぼったくりを避ける方法を身につけました。まず、乗車して運転手がメーターを回して進んでくれれば、とりあえずOK。しかし乗車の際に、指示しないとメーターを回さず、言い値でぼったくろうとしてくる運転手が山ほどいるので注意が必要です。また、メーターを回すよう指示しても、回してくれない場合も稀にあります。そういう場合は、急いでいなければすぐ降りて、新しいタクシーを探すのが賢明です。こちらのタクシーの運転手達は、降りろと言ったら外国人の乗客は渋々要求を呑むと舐め腐っている奴らも多いので、降りろと言われたら、すぐ降りてやればいいだけです。少々面倒ですが、相手が客を失っても、こちらが失うものは何もありません。

しかし、急いでいる時や、タクシーが捕まらない時に降りろと言われた場合、また夜間で安全が確保されない場合は、降りる手法は使えません。こういった場面でどうするのがベストなのか。それは最初は大人しくして、目的地に到着したら脅すことです。例えば、運転手に高い言い値を言われても、うやむやな返事をしておきます。適当に半分わかっていない感じでokとか言っておきます。そして、到着した際に払わないと告げ、運転手の名前と会社の登録番号を教えてくれと頼みます。その際に、この件を会社に報告するけど、それでもこの価格でいいのかと聞くとみんな怒りながら諦めます。運転手はこういったクレームが会社に入ると、首になる可能性のある致命的な痛手に発展することを理解しているため、それ以上強く言ってきません。到着の際に言うのは、最初に言えば降ろされるか、回り道される、または誘拐されたり、最悪殺されたりするのを防ぐのが目的です。しかし、これは到着する場所が自分が知っている安全な場所であることが条件になります。その場合運転手は安全な公の場で、出来ることは限られるからです。ちなみに、向こうが感情的になるのをできるだけ防ぐために、口調はなるべく丁寧に、端的にちょっとこの件について会社と確認したいから、名前と登録番号を教えてほしい。といった方が無駄な口喧嘩にならずに済みます。フィリピン人の恨みは怖いので中傷したりしてはいけません。*ちなみに、この作戦は運転手がメーターを断固として回さないケースの場合は通用しません。

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他に地域別の注意点として、空港と空港の周りのタクシーは、十中八九ぼったくってきます。だから、みなさんエアポートタクシーという別で用意されている高いタクシーを乗られるのですが、エアポートタクシーはとつてもなく高いです。白タクシーにぼったくられるよりも高いのではないかというくらい高い値段です。でも、安心を買うという意味では旅行者にはおすすめです。しかし、現地に住んで慣れているフィリピン人はエアポートタクシーなんかあまり乗りませんし、ぼったくりの運転手が山ほど待機するArrival GateやTaxi Bayからタクシーも乗りません。彼らは出発口まで上がって乗ります。何故か。出発口のタクシーは空港から離れたところから、客を乗せてくるので、外国人狙いで待機している奴らと違います。殆どの場合、彼らは空港付近の人間じゃない場合が多い。なので、空港であっても、出発口だけは一般的なレベルまでぼったくり運転手に出会う確率を下げられるわけです。この方法はGrabが使えない場合に便利です。勿論、大事な荷物がある場合は空港ではGrabが定石です。

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出発口までエレベーターで上がってから、タクシーに乗る。